まぼろし探偵のメンコ

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まぼろし探偵とは?

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1957年から「少年画法」で連載された漫画作品です。
1959年にはラジオドラマ・テレビドラマ化されて1960年には映画になりました。
作者・桑田二郎のヒット作であり「少年画法」の看板漫画だった為、現在もオークションなどの金額は高くついています。
メンコの状態を見ても、四角のメンコは角を使って遊ぶためにそこから劣化するのですが、保存状態がとてもいい方だと思われます。
主人公は子供なのですが職業は少年新聞記者、事件を解決する時は親に心配をかけずに見る人が簡単に真似できそうな姿に変身(着替え・・?)してオートバイで出ていく。
他にも理由はあると思いますが、現実離れはしているけれど近しい部分を感じてのヒットだったのでしょうか。

漫画:まぼろし探偵

初めは「少年探偵王」というタイトルで連載されていました。
当時、ヒットしていた「少年探偵団」に便乗してタイトルをつけたそうです。
しかし、それでは二番煎じになってしまうという意見があったために、タイトルの変更を余儀なくされて、本人は納得がいかなかったそうですが第4話から「まぼろし探偵」に変更になりました。結果、人気が出たために正解でした。
長期に渡っての連載だったためか例えば鼻の書き方で、初期ではタッチが丸い感じに描かれているのですが、作品が進むにつれて鼻のラインがシャープになっています。
もしかすると主人公・富士進の成長を表しているのかもしれません。

ドラマ:まぼろし探偵

maboroshi_tantei1ラジオドラマから少し遅れて放送開始になったドラマ版のまぼろし探偵。
原作の漫画から何か所か設定が変わっていました。
原作ではオートバイに乗って参上しますが、テレビでは漫画との差別化を図りたかったのか「まぼろし号」という空も飛べる自動車になっていたり、原作では普通の拳銃なのにドラマ版では「電波ピストル」という麻酔銃のような拳銃になっています。
トレードマークの仮面はみんなが真似できる分かりやすい仮面のままです。
ドラマ版では女優の藤田弓子さんが主人公の富士進が務める新聞社の給士役で出演しています。

吉永小百合:まぼろし探偵

maboroshi_tantei2テレビドラマ版「まぼろし探偵」は女優・吉永小百合さんが出演されていることでも有名です。
左の写真の赤い服の女の子は紛れもない中学生の吉永小百合さんです。
目鼻立ちがクッキリしていてとても中学生とは思えない完成された美少女です。
同い年でもある共演者の藤田弓子さんもあまりの美女ぶりにビックリされたとか!
吉永小百合さんはまぼろし探偵が使用する道具を発明した吉野博士の孫娘の山吹さくら役で美人のヒロインとして出演しています。
デビュー作のラジオドラマ「赤胴鈴之助」に続く二作目で、このドラマが吉永さんの本格テレビドラマデビューになっています。
彼女のファン『サユリスト』なら喉から手が出るほど手に入れておきたい超貴重なお宝です!!

探偵博物館に保管してある「まぼろし探偵メンコ」

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