探偵とは?

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そもそも探偵とは?

探偵博物館では探偵グッズ等いろいろと紹介していますが、そもそも『探偵』って?と気になった方のために、本ページで探偵について書きたいと思います。

1.探偵のはじまり

始まりは1749年のイギリス、小説家ヘンリー・フィールディング氏が作ったロンドン警察の原型といわれる国家組織です。
それ以前はある意味、自分の身は自分で守らなければならなかったんですね・・・。
ヘンリーが作った組織はボウ・ストリート警察と呼ばれ、犯人逮捕に全力を尽くしていました。
やがて国家的な立場から、私的に犯罪を取り締まりお金を稼ぐ私立探偵に近い立場として働くようになりました。

警察から探偵が生まれるって、今も昔も変わらないことに少しビックリです。
現在も元警察の探偵の方はいらっしゃいますので。
探偵の元祖は犯罪の解決に尽力していたようですが、浮気調査などはどのあたりから始まるのでしょうか?
そのようなことを含め、少しずつ本サイトの内容を充実させていきたいと思います。

2.私立探偵の設立

それは1833年にフランスで立ち上がりました。
設立した人物の名は「フランソワ・ヴィドック」。
彼はフランスの江戸川乱歩や明智小五郎と言われるくらいの(例えです)有名人です。
ヴィドックは元々は犯罪者で、牢獄生活の時に何度も脱走を繰り返していました。
その間に犯罪者との人脈を広げていろんな情報を入手していました。
そのことを知った警察はヴィドックと取引を行い、出獄させる代わりに警察の情報屋となりました。
所謂、スパイです。やがてヴィドックはその世界で有名になり、国家警察パリ地区犯罪捜査局を創立して初代局長に就任しました。
その後、58歳で退職をして、警察のためでなく犯罪からから人々を救うために世界初の私立探偵社をたてます。

イギリスの時と違うのは犯罪者がやがては探偵になったという点。
ヴィドックが残した手記によると、ヴィドックの探偵社を利用した人は3000人に及ぶらしいです。
彼は生きている時からフランスのヒーローだったことが伺われます。

3.探偵を大きくした人物

Private Eye(私立探偵)のEyeはここから広まりました。
アメリカで一番有名な探偵社「ピンカートン探偵社」のロゴマークに目があったからです。
設立者のアラン・ピンカートンは保安官から私立探偵の設立という道を歩みます。
保安官になる前は樽工場を営んでいました。
樽工場時代に犯人グループの逮捕に貢献。その時に取った行動の素晴らしさから保安官としてスカウトされました。
そして1852年にピンカートン探偵社を設立します。
歴史的に有名なエイブラハム・リンカーンの警備や、またリンカーンからの依頼でスパイ活動なども行っていました。
一言で私立探偵と言い表すことのできないほどの活躍ぶりを残した活動記録を残しました。
現在も名前は違いますが、警備会社として存続しています。

ピンカートン探偵社のロゴマークの目の下には、
「WE NEVER SLEEP(我々は決して眠らない)」
と書いてあります。
それで目をプリントしているのかと、納得させられました。